以前ですが、ここの物件は大きな業者がかかわったから大丈夫だろうとの話で床を剥がしたら なんと基礎は積み木の箱から積み木がバラバラに出た状態のようでした。
まあ下地や基礎にはあまり関係ないといっても、もう少しきれいな仕事をしてほしいなーと思いつつ 大工(?)さんには“やはり腕のいい大工さんはきれいな仕事しますよね〜”なんてさりげなくごまをすりながらの現場でした。
今まで隠れていた部分をだすわけですから工事現場ではいろいろなことがおきます。
マンションの建った年代なども影響して、マンションラッシュの頃やバブルの頃は職人も少ないなか工期(実際工事に着工してから完成して引渡しまでの期間)も金利の関係で指定された結果急ぎの仕事になり・・間に合わせのような部屋ができたりします。マンションにつきものの梁型(はりがた)ですが、なぜか各部屋事に微妙に高さがちがったお家ありました。
2部屋と通路のような廊下も全部まとめて1部屋にしようとしたら いじらなくてよかった天井部分もやる結果になり、予算面で足りなかったりとヒヤヒヤ・ドキドキのリノベーションです。
そんな諸問題を克服しながら出来上がっていくお部屋ですが、心のなかではコーディネーター冥利につきる!と喜びを完成まで隠しています。
なんといってもそれは自分の家でもないし、住むわけでもありませんが、そこに住む人たちの暮らしが見え、ご家族や奥様の笑い声がきこえてきそうなイメージがわきあがりますからこの仕事がやめられないのです。
ドア1つ開き方を変えるだけでもいつもの動作が楽になったりする暮らしのリノベーションはいかがでしょう。