2009年06月25日

いまどきの掃除

いよいよ梅雨の季節ですが、越後・新潟に住んでいる私も雪はぬれないから大好きですが どうも雨はネーと思ってしまいます。
この季節は1年で1番花々もきれいに咲き 山々の景色も春から夏へすこしですが、景色を変えてくれます。決して嫌いな季節ではないのですが新潟の湿気と雨で、服はブアブア 髪の毛はふくらむかペチャンコになってしまい!つい嫌な季節だなーと思うしだいです。そんなこの季節になかなか思いどおりにできないことが掃除関係です。
空気の入れ替えやほこりをためないためにも、いっきに窓を思いっきり開けてーなんてことを梅雨の季節の掃除のときは出来ませんね。
また玄関はジメジメではきだすこともできずーといろんな問題がおこってきます。
いつもおきゃくさまにはワンポイントアドバイスで掃除の手順なるものを言っていますが、この季節だけはなかなか手順どおりとはいきません。
窓を開けられなかったり、洗濯物も外に干せなかったりなど問題がおこってしまいます。TVでは洗濯王子なるイケメンのお兄さんが、この時期の洗濯物の干し方を丁寧に説明していました。やはり私と同じことをいっていましたが、かならず風が通るようにすると湿った衣類も変なにおいがしないことなどを話していました。
家の中を風がとおるようにするといいのですが、お風呂で扇風機は私もきがつきませんでした! また新しい洗剤も開発されていて、ニオイのもとになる細菌をやっつける効果がある商品などもでているようです。
仕事で家のプランニングのときにはできるだけ洗濯室を設けさせてください!と提案しています。新潟は年間をとおしてもジメジメどんよりの季節が多いわけですから図面上家の大きさで、とれることなら洗濯室と干し場を1部屋設けてもらっています。
はじめはいらないといっていたその家の奥様も、住んだ後お伺いして話を聞くと、とってもよかったと喜ばれています。
関東では考えられないでしょうが、やはり越後の暮らしには必要と思っています。


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2009年06月18日

結婚式

数週間前、20数年来長くお付き合いをしている友人の息子さんの結婚式にでてきました。我が家の息子と同級生で、また仕事を持っていた私の子供たちはその友人の家で小さな頃をすごしたといってもおおげさではありません。
まるで親の心境で式にでて、あの小さかった子供がこんなにおおきくなって!と感激したり、りっぱな花婿衣装??にうれしくもあり、寂しくもありの心が満たされた時間でした。
ここ数年 年齢的にはお葬式のほうが断然多い冠婚葬祭ですが、付き合い上1年に数回は結婚式にも呼ばれます。
結婚式で変わったなーーと思うことは 意外と会社の人は呼ばない身内だけ?か友人までかのお式が多いことです。私はいつも友人の部類での列席ですが、親戚縁者も少なく、兄弟家族と友人達だけでの結婚式はここ数年ほとんどといってもおおげさでないくらいでした。一昔前は、いろいろなつきあいを考慮して、あの人もこの人もと数えていったら、大人数になってしまったなどとたくさんの出席者での結婚式が普通でしたが、あまり人情にとらわれないいまどきの若者たちは、このラインと割り切って線をひき、呼ぶ人と呼ばない人とにわけるのでしょうね。そんな若者でも最後の花束贈呈ではやはり、日頃あまり言えない親への感謝とお礼の気持ちからか涙を流してそれを見ていた男の子達(もう25歳ですが)ももらい泣きをしていました。
お客様での参加は結構長く感じるものですが、家族同然の息子のような子供の結婚式はあっという間に終わりました。
これから若者たちは長い人生の道でしょうが、2人でいろいろな問題事にぶつかっても乗り越えていってほしいものです。
その家とても元気で毎日家庭菜園をしている花婿のおじいちゃんが長く習っていた詩吟の腕のみせどころとばかりに2人のお色直しの入場のときに「高砂」を謡って二人の門出を祝っていました。
介護の父をもつ身の私にはうらやましいひとときでもありました。
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2009年06月11日

風情あるしつらい

先回 風情をとりあげましたら、なんとグッドタイミングな友人からのおさそい電話です。所用もかねて、ひさしぶりに北方博物館めぐりをしてきました。
いぜんはそれくらいの時間があったのでしょうか?よく母をつれて北方博物館に足を運んだものです。
残念なことに今はそんなひと時の時間さえ取れないことに少しいらだちますが、それはおいておいて、ひさしぶりの庭園は少しも変わらず私を時間旅行に連れて行ってくれました。
あの大きくたおやかな藤の花の季節はもう終わっていましたが、木の精霊がきっと宿っているだろうと思わせる大きな藤の木は新緑の葉をたっぷりつけて涼しい木陰をつくっていました。
水の流れの音がちいさく聞こえて まだ小さかった子供が登った大きな石の上には小鳥が遊んでこれこそ風情だなーーと2時間ばかり心の乾きを潤すことができました。またとなりにある『大呂庵』をみせていただきました。
そこは大正時代の面影がそこここにあり、古きよき時代を感じることができる宿泊施設です。よし!ここでとまろう!とすぐ思えるくらいすばらしい施設で当時の主の息つかいが感じられる建物でした。
当時のままの少し特徴のあるガラスがはいった窓やヒノキのお風呂、大正ロマンの雰囲気が醸しだされた食堂など見るところ全部素敵でした。いい音楽を聴いた後、おいしいものをいただきながら友人達と盃を重ねるゆったりとした時間。なんて豪華な、そして贅沢なひと時でしょう! 
そんな情景が浮かび上がる空間です。
なにも無理に遠くに出かけて温泉めぐりなんてせずともこんなに近くに長い長い歴史の文化財があり、しかもその隣で宿泊できるのですから嬉しい限りです。
効能のある温泉につかるのも楽しい事ですが、本物の持つ重厚であり変わることのない空間の中で1日ゆっくりすることも風情だな・・とおもいつつ、そこにおいしいお酒と語らいがつけばゆうことないな〜と 帰りの車の中で ぜひ1泊ツアーを企画しましょうね!と話がはずみました。
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2009年06月04日

暮らしのなかの風情

いまでは風情なんていう言葉はある程度の年齢をかさねた人の言葉になりつつあるような気がします。
私達の暮らしのなかにも「風情」を見つけることができます。
たとえば、その家のイメージにあったこだわりのある植木をもりこんだ庭を造ったり、様式(スタイル)に風情を盛り込む・たとえば家の外観に合わせた玄関のデザインや玄関から廊下にいく動線から垣間見える箱庭・木の格子の塀が続く家のまわりにくぐり戸が粋なデザインでのしつらえ・家のなかの洗面トイレの小窓からみえる額縁にはいったような花たちなど。
ほんとうに数えたらきりがないのですが、今の家の建築様式がなんとなく中途半端な洋式スタイル風になってしまいました。
道路からのアプローチやゆったりとした玄関まわり・明かりをたくさんとりいれるための窓や、季節の行事やお花を飾るためのスペース(これは昔風にいうと床の間かな?)などすっかり暮らしの風情を味あうなんていうスペースが合理的に省かれてしまい、ちいさな仕切りの空間がくっついた四角い家が多くなっています。
それはそれでいいのですが、毎日の暮らしのなかでなにが大切なのか?と時々でいいので考えてほしいなーとこの仕事をやっていると思ってしまいます。
先日は、使い勝手の非常に悪いキッチンで三度三度食事を作っている奥様にリノベーションを勧めたところ、奥様いわく「私は旅行が好きなのでそのお金があったら旅行にまわします。」と!
個人個人なにが1番か?優先順位はひとそれぞれですし、どこに?何に?価値をみいだすか?それぞれ自由ですので仕方のないことです。
旅行も楽しいですが、どうして毎日の暮らしのなかに、ほんのひとときを楽しむことができないのかな?と思ってしまいます。毎日でなくていいのですが、キッチンにはたまに自分へのプレゼントとして元気がでるオレンジ色のガーベラ1輪をお気に入りのガラスコップに飾るゆとりがあったらいいのになーーとお茶碗を洗いながら我が家のキッチンを見渡しました。
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