欧米の生活様式が今の時代の家の形の代表的デザインになってしまった日本の町並みです。
なぜか和風の町並みは観光地など特別の場所を探さないといけません。
なかでも日本で建てているのに少し変なのですが、なぜかそう呼ばれている和風建築とか和風様式など。
わざわざ差別的に呼んでいる和の暮らしの楽しみや日本人らしさを味わうためにはどうしたらよいか?
一言で和風という言葉を説明するために切り離せない、風情や和のこころなど、以前もいっていますがとても抽象的な表現がおおく使われていますよね。
洋風の生活様式などは、洋風を楽しむなどとは表現しませんが、和風や日本家屋などは和を楽しむとか、和ごころなどと、とても素敵ないいまわしでそれぞれを表します。
またその和心は長年日本という四季のはっきりした風土に育った私達日本人の特権でしょう。
自然のなかで感じる季節の移ろいを暮らしのなかにうまく取り込んで住まいを、そしてそこに住む人たちの心を豊かにしています。
春は芽吹きのやさしさがでる部屋かざり。夏は涼しさを演出した窓まわりや玄関の飾りに四季折々の花たちをちょっとあしらってお客様を迎える空間。
また実りの秋はこれからくる冬に向けてエネルギーを蓄えるためにも、豊かさや充実感のある色を使ったインテリアで部屋をアレンジして楽しむ夜長の時間。
冬はいろいろな色が無彩色に近づくので反対の色で暖かさをとりいれたり、あえて同一の無彩色を取り込んでスタイリッシュなインテリアにしたりと、なんとたくさんの楽しみがあるではありませんか!
自然や季節の風物詩をうまく暮らしに取り入れて和の暮らし・和こころを育みそれを楽しむこと。
そんな喜びを毎日の暮らしのなかでなんだか流されていく時間のなかで、ちょっと足を止めてひととき味わってほしいと思います。
せっかくですから夏の旬な食べ物で体をみたし、風物詩の代表である花火やお祭りなど、旬な新潟をおもいっきり楽しみましょう!