ところがそのときはもう定員に達しており『キャンセル待ちです』との言葉、残念とおもいつつ家にもどり連絡をまつことに、しばらくして入学を受付ますとのうれしい知らせをうけその日からが私のインテリアコーディネーター人生のはじまりでした。
新潟校の第1期生として集まった学生達はそれぞれ輝いていて、今でも仲良く集まったり 東京などでも飲み会をやったりと・・もちろん仕事ではその優秀な人脈のネットワークを最大に利用させてもらい私はとても助かっています。
(卒業生たちが住宅関連企業に就職しているので)その学生時代の話ですが、町田ひろ子校長のまだ若くバリバリと仕事に教育に日本中をかけまわっているときの講義で聴いた言葉が今の私の座右の銘にもなっている「はじめに暮らしありき」という言葉です。
どんなときでも人間がその空間に住みそしてそこでの暮らしというものを第1に考えてクライアントとの仕事をするようにといわれ、この言葉を心にいまも仕事をつづけています。
住宅関連の仕事はとても複雑で時々予算の関係で・・建て方の都合上で・・技術的には無理ですなどなどいろいろな諸問題が仕事が進むにつれわきあがってきて、お金(大金)をはらいその住まいにこれから長くすむであろうお客様の夢や希望が家を作る段階で消えたり、方向性がちがってきたりと問題がでてきます。
私達インテリアコーディネーターは住む人の身になって問題解決の糸口を探したり、どこかにちがう方法があるのではと提案したり、その住まいに暮らす人たちの希望をかなえながら楽しく家造りをしていく 簡単にいうとそんな仕事なのです。
住み心地の良い空間を造るのですよと耳にたこの講義をうけてからもう20数年です。