越後に住み毎年の雪対策ですが、初めのスタートはいつもあたふたします。
仕事上車で移動しなくてはならないのですが、大渋滞の現象が街中で発生し大変でした。
移動のための道路はガタガタで車がこわれるのではないか?と思いながら運転しました。
新しい年にはいりまだ寒い日が続きますが、なにげなく家の軒先につららを見つけました。
そんなつららの思い出がうかんできました。
ちいさかったころのつららは家々の軒先や大きな木やお寺の大きな屋根からぶらさがってとても大きく、そして長かったように記憶しています。
まだ家のなかで遊ぶなんてことを考えもしなかった子供のころは寒くても、しもやけができてもとにかく外に出て友達とあそんでいました。
冬の遊びは家のまどりを雪でつくり家族ごっこをやったり、雪合戦をやったり、つららをとってきて戦ったりととてもいさましい遊びをしていたようにおもえます。
そんな思いでの話を気のあった友人たちと温泉にいく車窓からみえる軒先のつららをみながらはずませました。
毎年きまっていく互選しの奥座敷 咲き花温泉源泉かけ流しで、お湯よし・食事よしでここ数年恒例の行事です。
そこにむかう車のなかでつららをみつけた一人が話をはじめました。
昔の話はなぜこんなに盛り上がるのでしょうか?
今の時代のように便利でもなく、物質的にもなにもなかったころのことです。
長靴なんてただのゴムで足は冷たくてほとんど感覚がなくなっていたこと。
ウインドブレーカーなんてあったかいコートもなく頭から湯気を出して汗をかいて遊び回ったこと。
しもやけなんて忘れて遊びまくって家に戻ってから痒くて痒くて泣いたことなど、話は尽きることなく果てしなく続いて。
車の中は笑いのうずで昔の子供のころのおもしろ体験自慢?の炸裂でした。
でも今のつららはちいさいね・・とだれかがつぶやきました。