続けざまの大雪は普段忘れかけていた北国にすんでいるのだなということを思う存分体験しました。
先日郵便局に用でいったときですが、親御さんが大学の受験の書類を速達でといいながら、祈るような思いで局員にわたしていました。
そうなんだ!まだ受験は終わっていないのだなとおもいつつ、卒業・入学の子供達をもつ親たちの苦労がよみがえりました。
この季節当人である受験生も当然たいへんですが親たちの苦労も計り知れません。
受験生の心配・お金の心配とそしてきまったときのために、住む場所や1人暮らしの家財道具などの準備。そして4月までに子供達が親元から旅立っていくのです。
いろいろな複雑な思いを胸に秘めたままの船出は送るほうも送られるほうもハラハラドキドキですね。
子供達の夢のある未来を応援するため、親達はがんばるのですよね。
そんな風景をふとみながら、我が家の子供達のときのことを思い出しました。
いまでは子供達はみなそれぞれの道を歩いて東京で暮らしています。
あのころの大変だったことなどはすっかり忘れていましたが友人の子供が今年受験だったことや郵便局での受験のための大学名の記入された封筒を見たら、思い出が蘇りました。
我が家の子供は親の私には二人とも似なくてとても小心者でした。
うえの子供のときなどは受験の発表を私が見に行きました。
今でも忘れることが出来ませんが、駅を降りると目の前が大学なのですがまっすぐ進めばよいのになかなか体がすすまず、大学の校内をはいり受験番号が貼出してある学部の場所までの道がとても長かったこと。
1歩進んで2歩下がるではありませんが、重たい心に鞭打って進んでいったときのことが昨日のことのようです。
あのときは奇跡のような出来事で無事合格した息子はこの春新社会人になります。
今のこの不景気のなか、またまた奇跡のような入社試験の合格でした。
親達が歩いた時代とはまったく違う大変な社会に旅発つ息子に私も心から応援していることを伝えるため久しぶりに手紙を書きました。
とても便利な時代の子供達はなにかというとすぐメールで連絡してきますが、人生の節目には手紙と決めています。
今年受験の友人達にも無事桜さく春がくることを祈っています。